ジムでの服装の基本ルールと洋服ごとの選び方のポイントについて
コラム
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初めてジムに通う方であれば、服装に悩まれるのではないでしょうか?「どんな洋服がいいのだろう?」「おかしくないかな…?」とのお悩みはよく耳にするものです。
そこで今回の記事では、ジムに行く際の服装の基本やおすすめの洋服、選び方のポイントなどをご紹介します。読み終わったときには、ジムにぴったりで場から浮かない服装選びができるようになっているはずです。
ジムに行く際の服装の基本
ジムに行くときの服装の基本は、「動きやすい服」であることです。伸縮性があり、身体を動かしてもストレスを感じにくい服装がベスト。またトレーニングをすると汗をかくので、速乾性のある素材でできたものなら快適です。
サイズ選びも大切で、あまりに大きすぎるものは動きにくくなります。ある程度身体にフィットしたシルエットで、動きやすい洋服を選びましょう。
アイテム別!選ぶ際のポイント
ジムのための洋服の基本を知っても、「具体的にどう選べばよいの?」と悩む方もいらっしゃるでしょう。そこでアイテム別に、服を選ぶときのポイントについてご紹介していきます。
選び方ポイント1:トップス
まずトップスは、薄手の半袖やノースリーブを選びましょう。トレーニングをすると汗をかくので、パーカーや長袖は暑くなってしまいます。
そして素材は、吸水速乾性のあるものがおすすめ。汗がいつまでも肌の上に残っていると、身体が冷えてしまいます。汗を効率よく吸い取り、素早く乾かしてくれる素材が良いでしょう。化繊の半袖もしくはノースリーブのトップスが機能的です。
選び方ポイント2:ボトムス
ボトムスの選び方で大切なのは、動きやすいものを選ぶことです。脚の動きを妨げない伸縮性があるものを選んでください。またスポーツ用ボトムスの中には、筋肉をサポートしてくれる機能を持つものもあります。機能性で選ぶのもひとつの方法です。
レギンスのようにフィットしたものなら問題ありませんが、ゆとりのあるボトムスなら丈が長すぎないものがおすすめです。ただしゆとりのあるものはマシンに引っかかって、ケガを招く恐れもあります。できればピッタリとフィットした動きやすいタイプが良いでしょう。
選び方ポイント3:アンダーウェア
アンダーウェアを選ぶときに最も重視するべきは「機能性」です。アンダーウェアは肌に近いところに着用するもの。そのため肌にまとわりついたり、汗でベタついたりすることがないように通気性と吸水性、速乾性のあるものを選びましょう。
そして伸縮性があり、身体の動きを妨げないことも大切なポイントです。サイズが大きすぎるとサポート力が得られず、小さすぎると窮屈で動きにくいので、サイズ感もしっかりと確認してください。まずは機能性を重視して、適度なサイズのものを選ぶと失敗しにくいはずです。
選び方ポイント4:スポーツブラ
続いてスポーツブラの選び方においては、サポート力が最も重要です。運動中にスポーツブラをするのは、胸が揺れないように支えること。胸が揺れるとクーパー靭帯が切れて胸の形が崩れたり、トレーニングに集中できなくなったりします。
ボディメイクに成功しても、胸の形が崩れてしまっては残念です。トレーニングの効果を高めるためのアイテムでもあるため、スポーツブラはサポート力を重視して選びましょう。
選び方ポイント5:スパッツ
スパッツを履きたい場合も、伸縮性や吸水速乾性が選び方のポイントとなります。スパッツも肌に直接触れるものであるため、機能性を重視して選ぶと失敗がありません。また筋肉をサポートする着圧機能がついているものであれば、身体への負担が少なくなります。
もしハーフパンツを履かずスパッツだけの服装でジムに行くなら、丈が長めのTシャツを合わせると露出を防げます。機能性を重視しながら、トレーニングに集中できるよう、露出度を抑える方法も考えてください。
選び方ポイント6:ソックス
ジムのための服装を揃える上で、盲点となりがちなのがソックスです。日常的に使っているものでも構いませんが、スポーツメーカーからは運動に適したソックスも販売されています。たとえば靴の中でズレにくかったり、土踏まずをサポートしたりするタイプのものです。
もしジム用にソックスを準備するなら、運動に適した機能性を持つものを購入すれば快適にトレーニングができます。盲点となりがちなアイテムですが、トレーニングをするなら必ず準備しましょう。
選び方ポイント7:シューズ
最後にシューズは、運動に適したものを選べば問題ありません。ジムに通っている方の多くがランニングシューズを履いています。ソールは少し硬めの方が安定感があるでしょう。柔らかいソールだと筋トレなどしっかりと踏みしめなければならないトレーニングにおいて、運動効果が低くなることがあります。
理想的なのは硬めでありながらクッション性に富むソールのシューズです。クッション性があるとランニングマシンなどを使う際にも、足への負担が軽減されて身体に無理がかかりません。運動に適したランニングシューズを選べば間違いないでしょう。
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ジムの服装選びに失敗しないためのコツ
ご紹介した内容で、アイテムごとの選び方はご理解いただけたはずです。それでは続いて、ジムの服装選びに失敗しないための4つのコツについて見ていきましょう。
コツ1:吸汗性や速乾性が高い素材を選ぶ
ジムの服装選びで重要となるのが、吸汗性・速乾性の高い素材を選ぶことです。アイテム別の選び方でも解説しましたが、汗が肌の上に残り続けると、身体が冷えてしまいます。そのため吸汗性のある洋服で、汗を吸い取らなければなりません。
ただし汗を吸い取った洋服が濡れたままになっているのも問題です。濡れたままの洋服を着ていても、身体の冷えを招いてしまいます。そこで吸汗性と速乾性が高い素材を選ぶことが重要。たとえば綿は吸汗性がありますが乾きが遅い素材です。化繊は吸汗性・すばやく汗を吸い取って、さっと乾くタイプの素材を選びましょう。
綿は吸水性がありますが乾きが遅い素材です。反面、化繊は吸水性があり、さらに乾きも早いのが特徴。素材の特性を知って、吸汗性・速乾性の高い素材を選ぶことがポイントです。
コツ2:動きやすいアイテムを選ぶ
動きやすいことも重要なポイントです。ジムではトレーニングをするのですから、身体の動きを妨げない洋服を選ばなければなりません。ストレッチ性のある素材の洋服であれば、フィット感があっても身体の動きに沿ってくれるはずです。
動きやすいアイテムを選ぶ場合、基本的にスポーツメーカーが販売しているウェアなら問題ありません。スポーツ用として販売されているものは、動きやすさを重視して作られています。
仕事帰りにジムに立ち寄る方の中には、日常的な服装でトレーニングをしようとする方もいらっしゃいます。しかしジーンズなど伸縮性のない洋服では動きが妨げられてしまうので避けましょう。ともするとケガをする可能性もあるため、動きやすいアイテムを選ぶことが基本です。
コツ3:ぴったりのサイズを選ぶ
次にご紹介するジムの服装選びにおけるポイントは、ぴったりのサイズを選ぶことです。
ご自身の体型を気にされる方の中には、ゆったりとしたシルエットのウェアを選ぶ方が少なくありません。しかしゆったりとしたウェアはマシンに引っかかってしまうことがあります。またプログラムなどでも動きにくいでしょう。
そのためウェアはぴったりサイズのものを選んでください。理想は身体のラインに沿う大きさで、動きを妨げない程度のフィット感があるものです。ウェアを購入する際には試着をして、ご自身にぴったりのサイズを選べるとトレーニング効果も高まります。
コツ4:好みのデザインを選ぶ
ジムで着る洋服であっても、やはり好みのデザインを選ぶことは大切です。好みのデザインのウェアであれば、「着たい」と思えるはず。「ウェアを着たい」との気持ちは、ジム通いやトレーニングへのモチベーションにもつながります。
ジムで楽しくトレーニングをするなら、ご自身のお気に入りのアイテムを身につけるのが効果的です。最近ではさまざまなメーカーから、運動で使えるウェアが販売されています。ぜひご自身の好みにあうウェアを見つけて、トレーニングへのモチベーションを高めてください。
ジムでのおすすめコーデ例
ジムでの服装は、お客様によってそれぞれです。アイテムごとの選び方や服装選びのコツをご紹介しましたが、どのように組み合わせて良いかわからない方もいらっしゃるでしょう。
そこでジムでのおすすめコーディネートをご紹介します。ジム通いをより楽しくするためにも、ご自身の好みの組み合わせを見つけてください。
コーデ例1:ショートパンツ×レギンス
ジムで人気の服装が「ショートパンツ×レギンス」です。レギンスの上にショートパンツを履くスタイル。レギンスだけだと身体のラインが目立ちますし、ショートパンツだけだと肌の露出が気になります。そこで2つのアイテムによって、お互いの気になる部分をカバーできる組み合わせです。
レギンスは伸縮性があるので、脚を動かすタイプのトレーニングにもおすすめできます。ジムでの服装選びで迷ったら、まずは試してみてください。
コーデ例2:黒無地Tシャツ×柄物レギンス
ジムでの服装におしゃれさを求めたい方には、「黒無地Tシャツ×柄物レギンス」がおすすめです。スポーツウェアを販売している店舗には、さまざまな柄物レギンスが揃っています。何種類かの柄を揃えれば、毎回のジムで着るのが楽しみになるでしょう。
レギンスを柄物にしたら、Tシャツは黒無地を選べば派手すぎません。少し丈が長めのTシャツを選べば、ボトムスがレギンスだけでも抵抗なく履けます。カジュアルめのウェアを求める方に最適です。
コーデ例3:モノトーンインナー×差し色パーカー
「モノトーンインナー×差し色パーカー」もジムでよく見かける洋服の組み合わせです。中にモノトーンの半袖シャツやタンクトップを着て、差し色が入ったパーカーをはおるスタイル。差し色パーカーもさまざまなカラーが揃っており、好みのものを選べます。
パーカーは季節やトレーニングの内容によって脱いだり着たりできるため、さまざまなシーンに対応できるスタイルです。
ジムでのNG服装
ジムに適した服装を選べるように、避けたほうが良い洋服の種類も見ていきましょう。
NG服装1:デニム
まずデニムは必ず避けるようにしてください。伸縮性が低く通気性が悪いため、トレーニングがしにくくなってしまいます。また金具でマシンに傷がついたり、色が移ったりすることも考えられます。ボトムス、トップスともにデニムは避けましょう。
NG服装2:サンダル
サンダルでトレーニングをするのもNGです。トレーニング中に不意に脱げてしまうことがあります。さらに重量のあるトレーニング器具が足の上に落ちた場合、ケガをするかもしれません。ジムではサンダルではなく、ランニングシューズが基本です。
NG服装3:学校のジャージ
学校のジャージを着てくる方もいますが、ジャージも避けたほうが良いでしょう。トレーニングには適した洋服ですが、個人情報が特定される恐れがあります。
学校や本人の名前が入っているアイテムをジムで着るのは危険です。
NG服装4:不潔な服
ジムでは不潔な洋服を着るのも避けたいところです。不潔な洋服を着ていると、ジムで汗をかいて濡れたときにニオイがすることがあります。ジムには多くの方がおり、会員様同士の距離が近くなることも少なくありません。周囲に迷惑とならないように、清潔な洋服を着てください。
NG服装5:派手すぎる服装
派手すぎる服装も避けましょう。原色が多く使われているようなシャツやボトムスの組み合わせは、周囲の方がトレーニングに集中できなくなる原因となります。ただし「黒無地Tシャツ×柄物レギンス」をおすすめコーデとしてご紹介しました。柄物や原色のアイテムを選ぶなら、黒のアイテムを重ねるなどして派手さを抑えてください。
NG服装6:露出が多すぎる服装
最後にご紹介するNG服装は、露出が多すぎる洋服です。肌が透けるようなシャツや、「ブラトップ×レギンス」のような服装をイメージしてください。露出が多すぎる服装は周囲の方からの視線を集めやすいものです。ご自身も周囲の方もトレーニングに集中しづらくなるため避けましょう。
ジムの服装規定を確かめる方法
ジムによっては服装規定が設けられていることがあるため、あらかじめ「会員規則」を確認して服装を選んでください。
会員規則はジムへの申込みの際に提示されるはずです。また公式サイトに規則を掲載しているジムもあります。「ドレスコード」「アピアランス」などの言葉で表現されることもあるため確認しましょう。
特にシューズと露出に関する規則が設けられていることが多いため、ルールに沿った服装選びを行ってください。
ジムの行き帰りにおすすめの服装は?
ジムでトレーニング中に着る服装について解説してきました。しかしジムの行き帰りの服装に悩む方もいらっしゃるでしょう。そこで続いては、行き帰りに適した服装をご紹介します。
おすすめ服装1:スウェット
ジムの行き帰りらしい服装としておすすめなのがスウェットです。スウェットにはスポーティーな印象がありジムの雰囲気にぴったりです。また動きやすいため身体がリラックスしやすく、トレーニング効果が上がるかもしれません。冬の時期であれば、そのままの服装でトレーニングをしても良いでしょう。行き帰りの服装選びに迷ったら、スウェットを選択してみてはいかがでしょうか。
おすすめ服装2:セットアップ
セットアップはコーディネートが簡単で、服装選びに迷わないところが魅力です。トップスとボトムスを別々のアイテムとしても使え、さらに私服としても着られます。セットアップをひとつ揃えておくと、さまざまなシーンで役立つでしょう。
おすすめ服装3:リカバリーウェア
リカバリーウェアは身体の回復に役立つ機能的なアイテムです。たとえば温熱効果やリラックス効果、血流促進効果などがあり、トレーニング後の身体をいたわるのに適しています。トレーニング後に身体がつらいと感じる方は、機能性を重視してリカバリーウェアを着用してみてください。
おすすめ服装4:私服
もちろんジムの行き帰りに私服を着ても構いません。いつもの洋服の方がリラックスできる方もいらっしゃるでしょう。行き帰りの服装には特に決まりはなく、好きな洋服を着てください。仕事帰りに立ち寄る方であれば、スーツを着てくることもあります。私服でも問題ありません。
ジムで服はレンタルできる?
ジムやプランによっては、洋服のレンタルも可能です。ジムにウェアやシューズを持ち込もうとすると荷物が多くなります。少しでも負担を軽くしたいと思われるなら、レンタルが用意されているジムやプランを選ぶのもひとつの方法です。
レンタル制度はジムやプランによって内容が異なります。たとえばシューズの貸出を行っていないところや一式貸し出しているところなどさまざまです。
しかし洋服をレンタルできれば、ジムでの服装に迷うことはなくなります。上手に活用すればより快適にジム通いができるでしょう。
ジムに行く際の持ち物
それでは最後に、ジムに行く際の持ち物についてまとめて見てみましょう。ジムによって変わりますが、おおむね次のようなものが持ち物となります。
【必須のもの】
- 会員証
- 小さめのバッグ
- 飲み物
- 汗拭き用タオル
- スマートフォン
- 着替え一式
- 靴下
- シューズ
【必要であれば持っていくもの】
- メイク道具
- ワイヤレスイヤホン
- プロテイン
- シューズバッグ
【シャワーを利用する際に必要なもの】
- シャンプー
- トリートメント
- ボディーソープ
- バスタオル
必須のものは忘れずに持っていきましょう。忘れるとトレーニングができなくなることがあります。最近ではスマートフォンで会員管理をするジムもありますので、スマートフォンも忘れないようにしてください。
メイク道具やワイヤレスイヤホンなどは必須ではありませんが、必要となる方もいらっしゃるでしょう。帰宅する際にメイク直しをしたい方、シャワーを浴びて帰りたい方であればメイク道具も必要です。イヤホンはコードが邪魔にならないよう、ワイヤレスのものを選ばれるのをおすすめします。
シューズバッグに関しては、内履きが必要なジムの場合に用意してください。館内で靴を持ち運ぶ際に便利です。
シャワー設備があるジムでシャワーを浴びて帰るなら、シャンプー類やボディーソープ、バスタオルも欠かせません。ただしボディーソープなどがサービスで設置されているジムもあります。いずれの持ち物も、利用するジムに問い合わせた上で準備すると無駄がありません。
【関連記事】
ジムで着る洋服はルールを守って機能的なものを
いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、ジムで着る洋服についてご理解いただけたと思います。
ジムでの服装の基本は、「動きやすく機能的で、会員規則に沿ったもの」です。ただし規則で禁止されていなければどのような服装でも良いわけではありません。ルールを守って、トレーニングをしやすい環境を作りましょう。
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監修者
<保有資格>
- NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)PFT(パーソナルフィットネストレーナー)
- NESTA キッズコーディネーション トレーナー
- NESTA ダイエット&ビューティースペシャリスト
- NESTA ウィメン45+スペシャリスト
- NESTA スポーツパフォーマンススペシャリスト
<入賞経歴>
2013年 | BEST BODY JAPAN 日本大会フレッシャーズクラス(18歳~29歳)優勝 |
2016年 | JBBF関東オープン選手権大会 メンズフィジーク176cm以下級 2位 |
2018年 | NPCJ GRAND PRIX SERIES JAPAN OPEN メンズフィジーク クラスC 3位 |
2020年 | マッスルコンテストジャパン オープンクラスC 3位 |
2022年 | IFBB PRO League x FWJ EVOLGEAR Hidetada Yamagishi, Iris Kyle Japan Classic メンズフィジーク 176cm未満 3位 |
2022年 | IFBB PRO League x FWJ RISING STAR CHAMPIONSHIPS メンズフィジーク 175cm未満 3位 |
<経歴>
北海道旭川市出身。 防衛大学校、航空自衛隊幹部候補生学校を首席で卒業後、航空自衛隊の幹部自衛官として勤務し、のちにパーソナルトレーナーへ転職。 2014年に宇都宮市にプライベートパーソナルジムLAMUDAを創業し、その後24Hフィットネスジム JUST FIT24を展開。 現在は日本初の定額+従量課金モデルの超大型24Hジム&スタジオ VERUSを創業。 自身がフィットネスを通して得てきた豊かさを多くの方々に還元するため、VERUSを中心にフィットネス、ヘルスケア分野における革新的で高品質なサービス、製品を提供し、人々の生活の質(QOL)を改善すべく奮闘中。
<プロフィール>
<SNS>
Instagram:shota_yokoyama_